南太平洋のサモア沖で29日(日本時間30日)マグニチュード8.0の地震が発生した。
この地震による津波は南の島々を襲い、波は高さ約9メートルに達したとの目撃情報もある。
「村が丸ごと一気にのみ込まれた」。
住民や観光客は口々に恐怖を語った。
「村があっという間に流された。骨折した人もいる。助けが必要だ」。
ニュージーランドからサモアのウポル島に来ていたアンセルさんはAP通信に切迫した様子で話した。
「スタッフは津波が5回押し寄せたと言っている。波は高さ9メートルに達したようだ」。
AFP通信によると、米領サモアの国立公園の担当者は、現地の状況を同僚に語った。
サモアの首都アピアにあるホテルの男性従業員(50)は毎日新聞の電話取材に
「今までに経験したことがないほどの揺れだった。自分は無事だが、
どんな被害が出て何人亡くなったのかも分からない」と話した。
アピアでは学校が閉鎖され、企業も活動できない状況となっている。
在ニュージーランド日本大使館によると、
サモアには日系企業の従業員、家族ら邦人107人が在住し、旅行者がいる可能性もある。
日本時間30日午前11時現在で約50人の無事を確認した。
平木場弘人公使は「高台への避難で連絡がつきにくいが、安否確認を急いでいる」と話した。
